最近アメリカ大リーグや、ヨーロッパのプロサッカーリーグで活躍する日本人選手が増えています。また、海外のス ポーツ番組のテレビ放映も増加し、それを見る子供たちに刺激を与え、同じように体を動かしたいという欲求と、将来の夢や目標を生みます。これこそがスポー ツ本来の魅力と言えます。
ところが、いざ屋外へ飛び出して行っても、ほとんどの公園ではボールを投げたり、蹴ったりすることが禁止されており、公営のグラウンドは抽選や予約が無 ければ使用できない、また学校に希望するスポーツの部活動が無いなど、都市化が進む中で、子供たちにとって気軽にスポーツを行い楽しむことの出来る環境 は、十分に整っているとは言いがたい状況です。
一方地域社会においては、核家族化や少子高齢化、都市化が進む中で、隣近所であいさつをかわしたり、気軽に語り合ったり、他人の子どもをしかる等の機会 が少なくなるなど、日常生活での人間関係が希薄になっており、地域社会の中で、子どもが、望ましい生活習慣や社会性を近隣のおとなから学ぶ機会も減少して きています。
私達はスポーツが持つ本来の役割と効果に着目し、次世代の地域社会づくりを担う子供たちを中心に、地域の住民が、誰もが、いつでも、どこでも、個人の能 力と欲求に合わせてスポーツを楽しめる環境をつくり、地域社会のコミュニケーションを深め、地域住民の積極的な参画によって人間性豊かな子供たちの育成を 行ってゆくことを目的として設立しました。