●試合会場:KFP岩岡
準決勝 マリノF 5-0 なぎさB
決 勝 マリノF 2-0 井吹台G
●コーチコメント
今日は、フレンドリーカップの準決勝&決勝戦がありました。相変わらず寒い朝でしたが、子供達からは今日の試合への意気込みが強く感じられたので、まずはしっかりと体を暖めることだけを考えました。試合に向けては、特別なことをする必要はないと、むしろいつも通りのプレーが出来るかどうかが大事だと話し、いつもの目標である「速い判断と大きな展開」と、「シュートの意識を高く持つ」ことをテーマとして臨みました。
準決勝は「なぎさB」との対戦でした。開始早々からボールを支配し、2分に宮部のゴールが決まって早々と先制。ポゼッションで勝り、山口がことごとくルーズボールを奪います。DF陣もしっかりと探してからパスが出せていて、左右のアウトサイドからいい展開を作ることが出来ました。前半終了間際にも宮部のゴールが決まって2-0。後半にも、中川・大谷・中川が効果的に加点し、5-0のスコアで決勝進出を決めました。守備的なMFである出口のミドルシュートが何本も見られたように、チーム全体が高い位置を保ってプレー出来たことと、終始自分達のペースで試合が出来たことが大きな収穫だったと思います。
決勝戦は、同じ地区のライバルである「井吹台G」との対戦でした。前半開始から硬さが見られ、リスクを避けようという気持ちがはたらいていたのか、自分で突破しようというプレーが少なめで、なかなかボールを前に運べません。その後、前半の半ばを過ぎたあたりから、ワンツーなどの効果的なプレーが見られるようになり、中川・山口のパスから決定的なチャンスを迎えますが、相手の体を張った頑張りもあって決めることが出来ませんでした。逆に、高いラインの裏へ出されたボールから大きなピンチを迎える場面もありましたが、DFの宝満・高野の懸命の戻りと、GK柳原の冷静なポジショニングにより失点を許さず、前半は0-0で終えました。
後半に向けては、再度「シュートの意識を高く持つ」ことと、「あきらめずに最後までプレーする」ことを確認し、ピッチに送り出しました。後半に入ると、全体の運動量で大きく勝りはじめ、中盤の中川・山口・出口のところでボールを奪うことが多くなってきました。起点が高くなったことで、フィニッシュまでもっていける回数が増えてきたので、なんとか早めに1点奪えればなと思っていました。その分、前半以上に高くなったラインの裏を狙われる場面もありましたが、ラインを下げずに試合を続けられたことが結果を生みます。後半8分、中川が高い位置で奪ったボールを、ペナルティーアークのあたりから決めて先制。そんなに強いシュートではなかったんですが、奪った位置が高かったことと、打とうという意識を持っていたことが結果を生んだのだと思います。その後は、同点を狙う相手の攻撃に押される場面も見られましたが、13分にまたも中川がミドルシュートを決め2-0。残り2分を、全員が最後までしっかりと走りきり、終了のホイッスルを聞きました。
終了の瞬間、「やったぁ!」という声とともに、本当に嬉しそうな子供達の姿を見て、とても幸せな気持ちにさせてもらいました。この1年間の成長の跡をしっかりと見せ、結果を残した子供達に感謝したいと思っています。また、この大会に限らず、いつも全力で応援してくれている父兄の皆さんが心から喜んでくれたこと、ほんとに嬉しく思っています。
フレンドリーカップは、「優勝」という最高の結果を残せた素晴らしい大会となりました。が、この結果に満足することなく、ひとりひとりがしっかりとした「判断」に基づいたいいプレーをすることが出来るよう、今後も頑張っていきたいと思っています。変わらぬサポート、よろしくお願い致します!