試合会場:播磨中央公園
マリノD 2-0 三樹平田
マリノD 0-2 兵庫FC
マリノD 0-4 長尾ウォーズ
●コーチコメント
前日の雨で開催が微妙でしたが、なんとか雨もあがり、県下の強豪3チームとテストマッチをさせてもらうことが出来ました。
第1試合は三樹平田との対戦。県大会常連の強豪チームです。今日の試合は、相手が強豪揃いということで、初戦から良い緊張感をもって試合に臨むことが出来ました。八巻が自然学校、宮部が骨折で離脱しているため、メンバーは変更の利かない11人全員。GK柳原、DF高野・宝満・杉下・寺戸、MF出口・山口・角・中川、FW田中・大谷という布陣です。前半は相手個人技とダイレクトプレーに振られながらも、要所の1対1でボールを奪う一進一退の展開の中、高野・宝満がうまく攻め上がったりとチャンスを作るものの得点には至りません。ハーフタイムには、しっかりと走り切ることと、マイボールの時の周りの走り出しを早くすることを確認して後半に臨みました。5分、中川がペナルティーエリア右に出した柔らかいパスを、大谷がシュート。DFに当たってこぼれますが自ら押し込んで先制します。7分には、中央の混戦に競り勝って出たボールを大谷がループシュートで狙い、キーパーがなんとかはじき出したところにしっかりと反応していた中川が押し込み追加点。その後は、DF陣の押し上げが良くなり、17分には右サイドに上がった杉下が、クリアボールをダイレクトで素晴らしいシュートを放ちます。惜しくもキーパー正面で得点にはなりませんでしたが、選手達の成長を感じる瞬間に期待が広がりました。
第2試合は兵庫FCとの対戦。いわずと知れた県下有数の強豪です。相手のドリブルバランス、パスワークともに良く、終始相手主導の展開となります。こちらのボールへの寄せが一歩届かない場面が目立ちますが、しぶといプレーで相手のチャンスをなんとか抑えていました。8分に失点してしまいましたが、その後、杉下と宝満の力強い指示の声に、高野・寺戸・出口・角が献身的なDFで応え、GK柳原も好セーブをみせて1失点で前半終了。落ち着いて味方を探すことと、我慢強く相手についていくことを確認して後半に向かいました。12分に再び失点をしますが、次第にチェックも早くなり、15分には、山口・出口の粘り強いDFから出たボールを、中川が相手を背負いながら振り向いてスルーパスを出し、反応した大谷がシュート。惜しくも得点にはなりませんでしたが、支配率の低い試合にも集中を失うことなく走り切れたことは大きな収穫になりました。
第3試合は長尾ウォーズとの対戦。今日のテストマッチの主催チームとの最終戦となり、ルーズボールへの寄せと動き出しの時の声出しを指示し臨みました。1対1の競り合い、味方を探すプレー、ドリブルチャレンジと多彩な攻撃で多くのチャンスを作りますが、得点にはならず前半を終えます。後半は、GK柳原とゲームメイクの中川以外のポジションを大胆に替え、GK柳原、DF寺戸・大谷・角、MF山口・宝満・杉下・田中・中川、FW高野・出口という布陣でチャレンジしました。感覚をつかむまでの序盤に3失点の痛みを伴いましたが、10分の宝満の左サイドからのドリブルチャレンジや、15分の中川の絶妙なスルーパスに対して高野・出口が同時に走り出すシーン等、積極的なプレーが目立ちました。結果は0-4でしたが、厳しい試合の中での慣れないポジションでも、選手達自身で修正をし、役割を果たそうとする姿勢に、今日の達成感が満ちてきました。
お誘い頂いた長尾ウォーズの関係者の皆様、対戦して下さった三樹平田・兵庫FCの関係者の皆様、ありがとうございました。