試合会場:三田市・ゆりのき台小学校
マリノD 0-1 ウッディSC
マリノD 2-0 ウッディSC
●コーチコメント
今日は、ウッディSCさんにご招待して頂き、テストマッチをしてきました。
昨日の公式戦に続いての試合ということで、集まった選手の雰囲気はやや緩んだところもありましたが、アップの中で少々キツめの言葉を掛け、集中を高めるように努めました。目標はいつも通り、「寄せ」の部分で負けないことと「パスアンドゴー」、そして今年通年の目標である「判断を迅速にすること」としましたが、テストマッチということもあり、普段とは違うポジションに何人かの選手を配置し、思い切ったプレーをするよう話し、試合に臨みました。
第1試合は、GK柳原 DF寺戸・杉下・宝満・高野 MF八巻・山口・角・大谷 FW宮部・田中 という布陣で臨みました。試合は開始1分、DFの宝満が相手からボールを奪ったところで、トップ下に入った山口がラインの裏へ抜け出しつついい声を出し、反応した宝満のロングボールであわやというシーンを作りますが、相手GKに阻まれます。3分には、中央で田中がポストプレーをし右に開いた宮部にパス。宮部はオーバーラップしてきたDFの杉下に落とし、杉下がセンタリングを上げます。それを大谷がダイレクトボレーで狙いますが、これもわずかに枠を外れてしまいました。5分には、思い切った上がりから宝満のミドルシュート。7分には大谷が左足でミドルを放ちますが、ことごとく入りません。すると10分、ペナルティーエリアのちょい外から直接FKを決められ0-1。懸命にプレーする中でのファウルは責められませんが、壁の作り方もしっかりとしたものではなく、課題を残す失点となりました。しかし、この後も、試合自体は押し気味に進めることが出来、13分には、山口がロングボールにいい反応から抜け出しシュート。しかしこれも枠を捉えられず、14分のCKからの田中のシュートも入らず、前半は0-1で終えました。
後半に向けては、特に「ワンツー」による崩しがまったく見られないことから、前半以上に「パスアンドゴー」を徹底するとともに、角→中川の交代を行って臨みました。すると3分、中川が裏を狙ったボールを相手DFがクリア、このボールを山口がダイレクトボレーで狙いますが、GKの正面。5分には、ゴールまで20m弱のところから田中が直接FK。シュート自体はGKのスーパーセーブでバーに当たり跳ね返りますが、それを宮部がシュート。しかし、これも入らず。終了間際の14分、中川がしっかりとしたルックアップから抜け出した大谷にパスを通し、大谷がGKの頭越しに狙いますが、これまたバーに跳ね返されます。結局、ゴールを奪うことが出来ないまま、0-1での敗戦となりました。
試合内容としては決して悪くはなく、ひとりひとりのプレーも狙いの分かるものが大半だったと思いますが、前半終了時に話したように、「ワンツー」等の、選手同士が連動した崩しがみられなかったことが、ゴールを奪えなかった要因だと感じています。
第2試合は、そういった1試合目の反省を生かすべく、選手同士がしっかりと「声」を掛け合いながらやろうと話し、GK柳原、DF寺戸・角・杉下・大谷、MF八巻・山口・中川・高野、FW田中・宮部 という布陣で試合に臨みました。すると4分、左サイドで高野→大谷→高野というワンツーからの崩しがみられましたし、後ろからのコーチングの声が出始めたことで、パスの繋がりが目に見えて良くなりつつある中、前半は0-0で終えました。
後半に向けては、特に指示は行わず、前半同様の試合をしようと話し、杉下→宝満という交代をして臨みました。待望の得点は3分、中央ちょい右でボールを受けた山口が、後ろでプレーしていた中川の「左で大谷がフリー」という声に反応しパス。後ろから上がってきたことでマーカーにつかれることなくボールを受けられた大谷は、中に切れ込みつつ右隅にしっかり決めて先制してくれました。その後も、ポゼッションで上回りつつプレーする中、11分には中川が前線に上がった高野にパスを通し、高野が落としたところを宮部が豪快に決めて2-0。高野の冷静な判断とともに、宮部のシュート力がモノを言ったゴールだったと思います。13分には中川が素晴らしいミドルシュートを放ちましたが、これはまたまたバーに当たってしまいました。結局、2試合目は2-0で勝利。1試合目の反省を生かしつつ、いい試合が出来たと思っています。
ただ、連動性というものがまだまだ理解不足であり、ボールを離した後やオフザボールの時に関係性を持てない部分が多くあるのも事実なので、そういった部分を少しづつ理解しながら、次のステップに進めればいいなと感じました。
来週のAリーグも頑張りましょう!