初日試合会場:三田市・駒が谷運動公園
予選リーグ マリノD 0-2 長尾ウォーズ
予選リーグ マリノD 2-0 北五葉SC
予選リーグ マリノD 4-1 三田FC・B
●コーチコメント
7月の26日と27日、三田FCさんにご招待頂いて、三田FCカップに参加してきました。先週に引き続いてうだるような暑さの中でしたが、県下の強豪チームと精一杯戦ってきました。
目標としては、いつも通り「寄せ」をしっかりやることと、ボールを蹴った後とオフザボールの時にしっかりと動き出しをすることとして試合に臨んできました。
予選リーグの第1試合は長尾ウォーズとの対戦。GK柳原 DF角・杉下・宝満・高野 MF出口・八巻・中川・田中 FW大谷・宮部 という布陣で臨みました。ここ最近、テストマッチとカップ戦で2回対戦して2敗しているチームということもあり、モチベーション高く臨むことが出来たと思います。やや劣勢を予想していたものの、試合開始から五分五分の展開となり、4分には右サイドから大谷がドリブル突破して中川にパスし、中川がシュート。6分には中川のスルーパスに大谷が反応し、そのままシュート。いずれもゴールとはなりませんでしたが、いい展開を作れていたと思います。ですが…8分、ペナルティーアークあたりで混戦となり、何度もクリアするものの相手の体を張った守りに大きなボールを蹴れず、こぼれ球を決められ先制されます。しかし、気落ちすることなく直後の9分、中央の中川から右サイドの大谷に素晴らしいパスが通り大谷がシュート。見事に決まったかに思えたんですが、ゴールイン直前に宮部がこのボールに触れてしまい、その宮部がオフサイド。10分には、またも中川から今度は宮部にスルーパスが通りますが、シュートは右に外れ得点出来ません。何度もビッグチャンスがありながら、決めることが出来ないまま前半を0-1で終えました。
後半に向けては、前半と同じことを続けるように話し、山口を投入して臨みました。2分、宝満が意表をつくミドルシュートを放ち、これは決まったかに思えたんですがノーゴールの判定。5分には出口から大谷にいいパスが渡りますが、これも得点には至りません。その後も速い「寄せ」からボールを奪いますが、そこからのパスを相手DF陣にことごとくカットされてしまい、なかなか決定的なシーンを作れませんでした。すると、試合終了間際に、左サイドをドリブル突破され、中の選手に詰められて0-2。このまま試合終了となりました。内容は決して悪くなく五分五分の展開だっただけに、チャンスのシーンでしっかり決めることが出来ていればと悔やまれる、残念な敗戦となりました。
予選リーグ2試合目は、北五葉SCとの対戦。GK柳原 DF角・杉下・宝満・高野 MF出口・山口・中川・田中 FW大谷・宮部 という布陣で臨みました。開始3分、右サイドで山口がポスト役になり、大谷に渡りますがオフサイド。6分には中川が相手ボールをカットしてシュート。12分には、中央の中川から左サイドの田中にパスが通りますが、これも得点には至らず、前半は0-0で終えました。
後半に向けては、目標としていることを思い出して、しっかりとやるように話しました。待望の先制点は4分、左サイドでのスローインから、相手がクリアミスしたボールを大谷が冷静に決めます。多分にラッキーな先制点でしたが、この得点で選手達に積極的な姿勢が戻ったことは大きかったと思います。9分には、山口がドリブル突破から中川にパスし、中川がシュート。10分には中川が右サイドからドリブルシュートを放ちます。そして12分、相手ペナルティーアークあたりでの混戦から、宮部が奪って中川に冷静なパスをし、中川が決めて2-0。このまま終了し、1勝1敗としました。
予選リーグ最終戦は、三田FC・Bとの対戦。結果次第では1位トーナメントへの道も残っているだけに、最後まであきらめずに戦おうと話し、GK柳原 DF角・杉下・宝満・高野 MF出口・山口・中川・八巻 FW宮部・田中 という布陣で臨みました。試合は開始1分、宮部が相手ゴールキックをカットしシュート。これはバーにあたり入りませんでしたが、その直後、中川が真ん中から決めて1-0とします。3分には、宮部がポスト役となり右の山口へ。山口がドリブルで切り込み、上がってきた宝満にパスをし、宝満が決めて2-0。その後も、左サイドから高野のオーバーラップや、田中のドリブル突破など、いい展開を作る中、13分に中川の蹴ったCKを宮部が頭で決めて3-0。完全に試合を決めたかに思えたんですが…、14分、相手のドリブル突破に中途半端な対応をしてしまい、センタリングから詰められ3-1に。ここで前半は終了しました。
後半に向けては、失点シーンの対応についてもう一度注意をするとともに、攻撃に関してはもっと積極的に全体が絡めるように話し、大谷と寺戸を投入して臨みました。前半同様、ラインを高く保ち相手ゴールに迫る中、8分に大谷→中川と渡り中川がゴール。その後も最後までしっかりとプレーし、4-1で勝利しました。
この結果、27日は1位トーナメントに進めることとなり、A組を1位で通過した三樹平田SCとの対戦が決まりました。
2日目試合会場:三田市・駒が谷運動公園
決勝トーナメント1回戦 マリノD 1-2 三樹平田SC
フレンドリーマッチ マリノD 0-3 西宮SC
27日、決勝トーナメント1回戦は、県下有数の強豪である三樹平田SCとの対戦になりました。目標とする部分はいつもと同じですが、それプラス勝ちたいという気持ちを強く持つよう話し、GK柳原 DF角・杉下・宝満・高野 MF出口・山口・中川・田中 FW大谷・宮部 という布陣で臨みました。試合開始から積極的にボールを奪いに行くことが出来、3分には中央の中川から右サイドの大谷に渡り、大谷がループシュートを放ちますが惜しくもバーの上。7分には中川が直接FKを蹴りますが、これは相手GKにキャッチされてしまいます。全体的にはラインを高く保つことが出来、中盤の激しい競り合いも五分の展開で試合を進められていると感じていた14分、上げたバックラインのウラにパスを通され、それを決められて0-1。この失点は、ラインを高くというコーチの指示も含め、ある意味仕方ないと思っていますが、直後の15分に、左サイドからアーリークロスを上げられ、中央にいた選手にヘディングで決められて0-2とされてしまいます。この2点目は、クロスを上げた選手にも、ヘディングで決めた選手にも、近くにいるのにボールウォッチャーになってしまって絡むことが出来ず、フリーでプレーをさせてしまったという点で、非常に課題の残る失点となりました。
後半に向けては、サッカーの内容では負けていないのだから、自信を持って最後まで諦めずにプレーしようと話し、前半と同じメンバーで臨みました。1分の田中のシュートを皮切りに、3分にはスルーパスから宮部が抜け出し1対1の局面を作るも決められず、5分には左からのこぼれ球を大谷がシュートするもバーの上と、焦りがあるのかどうしても得点を決められません。それでも、出口・山口の2人プラスDFの4人が声を掛け合い、ピンチを未然に防いでいた13分、中央の中川から出たスルーパスを宮部が決め1-2。相手ゴールの中のボールを拾いに行く姿勢に子供達の勝ちたいという気持ちを感じました。その後も、激しいせめぎ合いの中、選手達は最後まで必死にゴールを奪いにいきますが、残念ながらタイムアップ。1-2での敗戦となりました。
すごくいい試合をしたと思っていますし、下を向く必要はないと思っています。反面、昨日の長尾ウォーズ戦といい今日といい、すごくもったいない失点が多いのも事実です。こういう厳しい試合になればなるほど、そういった部分が結果として跳ね返ってきてしまうものですから、今後は頭の中も少しづつ整理しつつ、練習にも生かしていければと感じました。それともうひとつ、ボールを持った選手へのサポートがない訳ではないんですが、前か後ろのタテのラインばかりになってしまってます。判断を含めて、しんどい中でますます走れということにもなりますが、横方向のサポートが出来てくると、格段にボールの繋がりが良くなるのになあと感じた試合でした。
最後は、西宮SCとのフレンドリーマッチ。、GK柳原 DF八巻・杉下・宝満・高野 MF出口・山口・中川・宮部 FW大谷・田中 という布陣で臨みました。試合は5分と16分、三樹戦と同じような形で、DFラインのウラを狙われ失点。全体的にみれば、内容的に大きく負けてはいないものの、大事な局面での判断力の差を感じさせられる前半となりました。後半12分には、DFのトラップミスを拾われ0-3。杉下の果敢なオーバーラップや、出口の高い位置からのシュートなど、気持ちを感じられるプレーもいくつかはありましたが、いつものファイトが感じられない、低調な試合となってしまいました。コーチの気持ちの入れ方も上手くいかなかったのかなと反省する一方で、子供達自身が、もっともっと試合への気持ちを高められなければいけないなと感じた最終戦でした。
先週と今週、非常にレベルの高い相手と8試合も貴重な経験を積ませて頂きました。この経験をしっかりと生かし、今後の練習で高めていきたいなと思っています。招待して下さった三田FCの関係者の皆様、対戦して頂いた長尾ウォーズ、北五葉SC、三樹平田SC、西宮SCの関係者の皆様、ありがとうございました。
また、猛暑の中、最後まで一生懸命応援して下さった父兄の皆さま、本当にありがとうございました。今回みえた課題をクリアしていくためにも、今後も絶大なるサポートをお願い致します。