試合会場:神戸フットボールパーク岩岡
マリノD 1-7 フレスカB
マリノD 3-1 鹿の子台B
●コーチコメント
今日は、2部Aの後期(全市)リーグ戦のファイナルステージ、初戦と第2戦がありました。
ファーストステージは1勝1分1敗の3位となり、9位~12位を争うリーグCでの戦いとなりました。リーグAに行けなかったのは残念でしたが、ここまでいい戦いを続けてきてるので、その戦い方がブレないように、まず相手に走り負けないことと、そのことプラスしっかりとした判断とコーチングが出来るよう、いつもと同じ目標をもってピッチに送り出しました。
第1試合はフレスカBとの対戦。キックオフ早々、前線の宮部へ当てたボールを田中に落とし、田中がミドルシュート。これが相手DFに当たりCKになります。このCK、中川の蹴ったいいボールを田中がダイレクトボレーで合わせ先制。最高のスタートを切りました。ですが、相手の個人技が高く、ドリブルの突破についていけない場面があり、少しづつ劣勢になっていきます。そんな中、こちらのビッグチャンスを決めきれず、そのカウンターから失点。1-1の同点となりました。山口のいいドリブル&パス、高野の素晴らしい突破(あと1人抜けてたら…)でチャンスを作る一方、前線からのプレスでしっかりと守れたこともあり、前半はこのまま1-1で終えました。
後半に向けては、前半と同じ目標をもってやろうと話し、半数のメンバーを入れ替えて臨みました。開始早々、左サイドを破られ失点。寄せが甘く、簡単に抜け出されてしまったのが残念です。2分には、直接FKを決められ1-3。立て続けの失点に、いつもの元気が感じられなくなりました。この後は、焦りもあったのかミスが目立ち、甘くなったプレスを簡単に抜けられ4失点。合計1-7での敗戦となりました。
前半をいい流れで終えることが出来たのに、後半、まったく違うチームになってしまい、自分の指示も含めて反省しきりですが、早々の2失点で気持ちが切れてしまい、前向きにプレー出来なくなってしまったことが残念です。勝ち負け以前に、いつもしっかりとモチベーションを保って試合に臨めるよう話し、気持ちを切り替えて次の試合に臨むこととしました。
2試合目は鹿の子台Bとの対戦。選手達の顔をみる限り、しっかりと切り替えが出来ていたようですが、ひとつだけ新しいことを試してみました。それは、GKに角を投入すること。フィールドプレーヤーが厳しい競争の中で試合への出場を争っている中で、GKだけ競争がないのもおかしいと前々から感じていたこともあり、思い切ってみることにしました。柳原と角に、新たなポジション争いが生まれるとともに、チーム全体への刺激になってくれればいいなと思いつつ…。試合はボールの保持率で上回り、早々からチャンスを作るものの、シュートの意識が低く、打ちきれない場面が目立っていた6分、田中が前に出ていたGKの頭の上を超す見事なロングシュートを決めて先制。意識と技術、両方の高さが生んだ素晴らしいゴールだったと思います。また、前線からのプレスがしっかりと効いていたので、危ない場面もほとんどなく、高いラインを保って前半を終えることが出来ました。
後半も、同じ目標をもって臨み、中川の直接FKからのゴールと、田中の体を張ったプレーから最後は宮部が押し込んでのゴールで2点を追加。DFがMFを追い越すような、連動性のある動きもみられましたし、全員が自分の役割を果たそうとしていたこと、何よりコーチングの声が最後まで途切れなかったことは非常に良かったと思っています。角のGKデビューも、前に出ていける積極的な性格もあって、いいプレーが多かったと感じています。結局、終了間際に1点を失ったものの、3-1で勝利することが出来ました。
2試合を通じて、いい部分と悪い部分が顕著に出た1日だったと思います。気持ちの部分でまだまだ甘い部分もありますが、判断の伴うプレーとコーチング、連動性が少しづつ出てきていますので、方向性をグラつかせることなく、このまま進めていきたいと思っています。
次のリーグ戦は、最終の玉津戦です。今年、続けてきたことが少しでもたくさん出るような、いいゲームになることを期待しています。