試合会場:三田谷公園
マリノD 2-1 三田YMCA (15分ハーフ)
マリノD 1-0 西宮山口SC (15分ハーフ)
マリノD 2-0 三田YMCA (20分一本)
マリノD 4-0 西宮山口SC (20分一本)
●コーチコメント
今日は、三田YMCAさんにご招待頂き、テストマッチを4試合行ってきました。
中川が市トレセンで、角が体調不良で不参加となり、11人ちょうどでの遠征となりましたが、いつもと同じ「判断を早くすること」と「サポート・コーチングの声を出すこと」を目標に試合に臨んできました。
第1試合は三田YMCAとの対戦。GK柳原 DF寺戸・杉下・宝満・高野 MF出口・山口・宮部・八巻 FW大谷・田中 という布陣です。開始早々から主導権を握りますが、フィニッシュまでもっていけないことが多く、その都度カウンターをくらう、あまりいいとは言えない出だしでした。8分に宮部の大きなパスに反応した大谷が、落ち着いてGKの頭を越すループシュートを決めて先制しますが、中盤より前の選手の運動量が少なかったこともあり、4分後にはカウンターから決められ1-1。このまま前半を終えます。
後半に入ると、シュートの意識が幾分か強くなるとともに、連動性が出始めます。サイドからの突破が目立つようになり、中央が手薄になった7分、田中がハーフライン付近から一人で持ち込み追加点。切り返しの深いドリブルといい、シュートを放つ際の落ち着きといい、田中らしい見事なゴールだったと思います。その後もいい形は作りましたが追加点は奪えず、2-1での勝利となりました。
第2試合は西宮山口SCとの対戦。この試合は主審をしていましたので、レポートというよりはピッチ内での感想を少し。
お互いに激しくプレッシャーを掛け合い、相手に自由を与えないように頑張っていたと思います。時間の経過とともに、少しづつマリノが押し込む展開となりましたが、チャンスの時のポジショニングが上手くとれず、モノに出来ないシーンが目立ったと思います。自分で判断することが大前提ではありますが、相手のプレッシャーがキツく判断が難しい時こそ、周りの選手からのはっきりとしたコーチングの声があればなあと感じました。
3試合目は、再び三田YMCAとの対戦。開始前に、もう一度サポートの重要性を話すとともに、そのためにチーム全体をコンパクトにして戦おうと話しピッチに送りだしました。
開始早々にドリブル突破から危険な場面を作られましたが、この場面を除いては、ほとんどマリノペースで試合をすることが出来ました。「寄せ」の速さでことごとく相手を上回り、サポートの重要性に対する認識も少し強くなったようで、ボールを持った選手への声かけに的確なものが多くなってきたなと感じました。
得点は、4分に宮部が、14分に高野→田中で決めて2-0で勝利しました。
4試合目は、これも再び西宮山口SCとの対戦。この試合がここ最近でのベストゲームだったと思います。この試合も主審をしながらでしたので、感想を少し。
DFラインの押し上げが速く、コンパクトに戦うことが出来たこと。速い「寄せ」からのボール奪取に、前線の選手が絡むことで奪う回数が非常に多くなったこと。ドリブルかパスかの判断が的確であったことに加え、周りからの声も良く出ていたことで、奪ってから相手のゴール前に運ぶスピードが速かったこと。DFラインの選手が積極的に攻撃参加をしたことで、ゴール前にしっかりと人数をかけられたため、ボールを持った選手の選択肢が増えたこと。
見ていて気持ちが良かったですし、結果としても4点を奪う快勝となりました。特に、3点目の大谷→出口のゴールは、出口の素晴らしいポジション取りと、そこへしっかりと出した大谷の見事なコンビから、4点目の大谷のCKから宝満が決めたゴールは、普段はなかなか決めることが出来ていないセットプレーからの得点でもあり、嬉しく思っています。
4試合を通じて、やはりまだまだスロースターターな部分があるなあと感じた反面、試合をこなす毎に内容が良くなる選手達をみて、上手く気持ちがノった時の攻撃力は確実に上がってきているなとも感じています。最後まで気を抜かず戦ってくれた選手達、ご参加頂いたご父兄に感謝します。
最後になりましたが、お誘い頂いた三田YMCA及び西宮山口SCの関係者の皆様、ありがとうございました。