試合会場:垂水健康公園
マリノD 2-0 学園FC(Aリーグ)
マリノD 3-1 学園FC(トレーニングマッチ)
●コーチコメント
今日は垂水健康公園に学園FCさんを迎え、Aリーグの試合とトレーニングマッチを1試合づつ、20分ハーフで行いました。
風が強くかなり寒い1日でしたが、年明け最初の対外試合ということもあり、選手達は気合い十分で試合に臨んでくれたと思います。
1試合目はAリーグの試合。多少強引であっても自分で行くところと、シンプルに捌いて次のスペースに動きだすところをしっかりと判断することを目標に、試合に臨みました。
前半開始から押し気味に試合を進めることが出来、DFラインが高い位置を保てていました。特に、角・高野の両サイドバックが高い位置でボールをカットすることで、そこからの展開が多く見られましたし、積極的なオーバーラップも良かったと思います。
守備的な中盤では、出口のプレーが光りました。常にフリーの味方選手を探し、確実にボールを捌いてくれたことで、攻撃の基点であり続けたと思います。1試合を通じて頭を休めることなく、素晴らしい判断をしていました。
攻撃的な中盤と前線の選手は、中川が少ないタッチ数からピンポイントで何度もパスを通し、攻撃を活性化していました。また、攻撃をシュートで終えるという意識がようやく根付いてきて、積極的な突破からのシュートが増えてきたのは収穫です。ただ、まだまだ判断の伴わない場面もありますから、自分の後ろにいる「前を向いたプレーヤー」をもっと活用する(後ろの選手がもっとアピールすることも課題)ことを含め、シュートの場面だけでなく、プレー全体を通じた判断をもっともっと磨いていきたいと思いました。
試合は前半6分に左サイドを突破した田中から大谷にパスが通り、大谷が難しい態勢から見事に決めて1-0。後半12分には宮部がドリブル突破から決めて追加点。2-0で勝利することが出来ました。
また、2試合目のトレーニングマッチは、前半6分に宮部が右サイドぎりぎりから大きなセンタリングを上げ、田中がヘディングで決めて先制。25m近い距離に対し、精度の高いセンタリングを蹴った宮部と、しっかりと頭で決めた田中の見事な連携だったと思います。後半2分には、中川のスルーパスに抜け出した宮部が決めて2点目。13分には、宝満が高い位置でボールをカットし大谷へ。これを大谷が冷静に決めて3点目。終了間際に失点をしたものの3-1で勝利することが出来ました。
2試合とも、非常にいいゲームをしたと思います。1試合目は公式戦をしっかりと勝ち切ってくれましたし、2試合目は、後半にかなりポジションを入れ替えたのにも関わらず、チームとしての戦い方がブレなかったことで、いつもと同じサッカーが出来ていたと感じました。目標としている「判断」についても、試合をこなす毎に意識の向上が感じられ嬉しく思っていますが、さらに上を目指し、練習から頑張っていければと思っています。
対戦して頂いた学園FCの選手及び関係者の皆様、ありがとうございました。