試合会場:淡路佐野運動公園
予選リーグ
マリノB 0-0 安室SC
マリノB 0-0 コスモFC
3位トーナメント
マリノB 0-5 東舞子SC
マリノB 0-0 大塩SC
●コーチコメント
今日は洲本FCさんにお誘い頂き、淡路佐野運動公園の素晴らしい天然芝グランドにて、多くの強豪チームが参加したカップ戦に参加させて頂きました。
予選リーグの第1試合は安室SCとの対戦。開始早々から田中の左サイドからの突破や、井神のミドルシュートなどでリズムをつかみ、6分にはペナルティーエリア内の細かい展開から田中がシュート。これはポストに嫌われ得点に至りませんでしたが、ドリブルと長短のパスがかみ合い、いい展開を続けます。12分には右サイドを駆け上がった井神が中央の山口にセンタリング。惜しくも決まりませんでしたが、いい形で前半を終えることが出来ました。後半も、大脇の思い切りのいい突破からのシュート等々、チャンスを作りましたが最後まで得点は出来ず。GKを含めたDF陣は安定感のあるプレーを続け、失点もなく0-0。久々の試合で中盤の選手の足が最後にやや止まったかなと感じました。
続く第2試合はコスモFCとの対戦。4分に出口からの素晴らしいスルーパスが田中に通りますが、これはオフサイド。しっかりとしたルックアップからの狙いのあるプレーだっただけに惜しかったです。6分には山口の惜しいシュートがありましたが、これは決まらず。この後は、お互いに決定的なチャンスを作れぬまま前半を終えました。後半は、早く前線へという意識が強くなり過ぎ、タテへ急ぐ展開となってしまいます。その分、中盤やDF陣の上がりが間に合わず、結果として攻め上がった時の人数が足りないこととなり、最後は自分で突破するかシュートしか選択肢がない状態が続きました。それでも、終了間際には全員が相手陣内に入る攻撃で大きなチャンスを作り、大きくオーバーラップした角がシュート。これは相手キーパーがいいセーブをし、この試合も0-0で終えました。
以上の2試合の結果、3位トーナメントに進むこととなりました。
トーナメント初戦は東舞子SCとの対戦。2月の舞子北ライオンズクラブ杯でも優勝した、同地区の強豪です。試合は開始1分、マークがルーズになったところを1本のスルーパスで決められ0-1。開始早々の失点で集中力が途切れたのか、5分にも左サイドを崩され0-2となります。12分には井神のFKに三井が反応して惜しいシュートを放ちますが決まらず。逆に14分、中央を破られ0-3となりました。後半は少々持ち直し、いくつかのチャンスも作りましたが、流れを引き戻すまでには至らず、10分を過ぎてからの2失点で0-5。完敗です。
東舞子さんとは、今後もいろんな所で顔を合わせると思いますし、リーグ戦でも当たりますから、次回の対戦ではいいゲームが出来るようにしたいと思います。
最終試合は大塩SCとの対戦。東舞子戦の反省も含め、気持ちは入っていたと思います。開始早々からポゼッションで勝り、いい展開を作る中でしたが、ラストパスの精度を欠き、決定的なチャンスを作るには至りません。後半も同じような展開となりますが、終了間際、中央でタメを作り、右サイドを駆け上がってきた角にラストパスが…。思い切って放ったシュートは素晴らしい弾道でしたが、バーを直撃。跳ね返りを田中が押し込もうとしますが、態勢が悪くヒットしませんでした。結局、本日3度目の0-0。選手達が喜びを爆発させる瞬間を見られなかったことを、とても残念に感じました。
4試合を通じて、得点を奪うことが出来ませんでした。攻撃時の人数のかけ方や相手DFの崩し方、シュートの意識等々、たくさんの課題が見えた反面、東舞子戦を除いては、安定した守備をみせることが出来ました。これは、GKを含めたDF陣のプレーが良かったことが大きいですが、中盤の選手の守備意識が高かったことも見逃せない一面です。その分、ポジションが低めとなり、攻撃時の上がりが遅れるといった側面がありますから、この攻守の切り替えが上手く出来るように、最初に書いた課題と同様に整理し、練習に生かしていきたいなと感じました。とはいえ、このチームはまだまだ始動したばかり。初戦で引き分けた安室SCが決勝に進んだことからも、大きな可能性があると信じています。今後もひたむきに取りくんでいきましょう!
お誘い頂いた洲本FC及び対戦して頂いた安室SC・コスモFC・東舞子SC・大塩SCの選手を始めとする関係者の皆様、最後まで応援して下さった父兄の皆様、ありがとうございました。