試合会場:室谷公園
マリノB 0-0 マリノA
マリノB 0-2 玉津A
●コーチコメント
今日は西地区1部リーグ戦の第3戦と第4戦が室谷公園で行われました。
第3戦の相手はチームメイトにして最大のライバル、マリノAです。お互いに選手の特徴を知り尽くす間柄ですが、その分、相手が強さも存分に分かっています。試合前から強い気持ちを作っておかなければと思っていたのですが…、集合した選手達は、自分達で声を掛け合ってアップスペースへ。前の試合の審判をしている私達コーチ陣に何かを聞くこともなく、真剣な表情でアップを始めています。審判が終わり選手達のところに行った時には、「コーチ、いつものメニューは全員終わったで!」と力強く言ってくれました。選手達が日々成長していることを心の底から実感するとともに、改めて気持ちを入れ直す必要はないとも感じました。なので、昨日の試合同様、いつも通りしっかりとした判断の基にプレーすることを前提に、出足で負けないこと、1試合を通じた運動量で負けないようにしようと話し臨みました。
ボールの支配ではかなわないものの、素早い寄せでボールを奪い、シンプルな繋ぎでボールを運びます。オフザボールの場面での動きも良く、ワンタッチプレーが2・3度続くなど連動性のある展開を続けることが出来ました。それでも、何度も訪れたピンチの場面ではGKを含むDF陣が体を張り、MFやFWの選手が下がって挟み、決定的なシュートを許しませんでした。
後半も同様の展開となりますが、選手達は最後まで集中を切らさず、特に3人のDFは的確なカバーリングとともに最後まで体を張ってくれました。中盤の山口・三井の運動量も最後まで落ちず、交代出場した角も積極的にボールへと絡んでくれ、0-0で終了。ベンチを含む選手達全員の晴れやかな表情が物語るように、本当に素晴らしい試合をしてくれたと思っています。13人の選手達の頑張りを讃えたいと思います。ナイスゲームでした。
第4戦は玉津戦。昨年のリーグ戦では引き分けでしたが、この1年間に何度も対戦させてもらっていて、その都度五分五分の試合をさせてもらっています。試合は序盤から一進一退の攻防となりますが、サイドから崩して走り込んだ出口のシュートなど、チャンスはしっかりと作れていました。それでも、決定機にGKの正面にシュートを打ってしまうシーンが何度かあり、得点を奪えないことに対するプレッシャーが徐々に大きくなります。その上、疲労からだんだんと体が重くなる中、10分過ぎに失点し、前半を0-1で終えました。
後半は、前半以上にラインを高く保ってプレーすることが出来、山口・三井の献身的が動きでピンチの芽を摘み、大脇・高野のサイドからのオーバーラップや、宝満の積極的な上がりからのシュートなど、再三のチャンスを作りますが実りません。すると、カウンターから戻りきれずに失点し万事休す。2回のチャンスをしっかりモノにした相手に対し、一度もモノの出来なかったことがそのまま結果となり、0-2での敗戦となりました。
決して悲観するような内容ではなかったですし、1戦目の疲労もあったと思います。しかし、チームとして得点を奪えていないという大きな課題を克服するために、いつも同じことを書いて恐縮ですが、やはり練習からしっかりと意識を持ってやっていかなければならないと感じました。
対戦して頂いたマリノA及び玉津の選手及び関係者の皆様、大きな声援を送って下さった父兄の皆様、ありがとうございました。