試合会場:神戸フットボールパーク岩岡
マリノB 1-1 霞ヶ丘A
マリノB 3-1 西神A
●コーチコメント
今日は西地区1部リーグ戦の第11戦と第12戦が神戸フットボールパーク岩岡で行われました。
第11戦は霞ヶ丘戦。いつも通り、運動量で負けないこと、オフザボールの動きでチームメイトをサポートすること、ボールを保持した時の判断をしっかりと行うことに加え、シュートの意識を高く持つことを目標とし、試合に臨みました。
試合には高いモチベーションで臨むことが出来、開始から寄せの速さで勝ります。4分にはポストの井神に当てたボールを、井神が左サイドにヘディングで落とし田中へ。田中はトリッキーなトラップでDFを交わし、そのまま左足でシュート。これが見事に決まって先制します。ところが7分、自陣深くでの相手スローインの際、マークの確認が上手くいかず、お見合いの状態から簡単にシュートを打たせてしまい同点に。誰かが一声掛けていれば防げたのではないかと思う、非常にもったいない失点だったと思います。ここから試合は膠着状態となり、お互いにチャンスを作りきれないまま前半は1-1で終えました。
後半は、開始早々に井神から田中へのスルーパスが通るも決まらず、4分には、左サイドを駆け上がった杉下から井神にいいボールが渡りますが、決定的な形に持っていけません。その後は徐々に相手ペースになりますが、中盤の山口・三井の献身的なカバーリングと、DFの大脇・高野・杉下の頑張りで失点をせず、終了間際のピンチも防ぎきって1-1で試合を終えました。
試合への入りは非常に良く、先制点を奪うまでの展開は理想的だっただけに、不用意な失点が悔やまれる試合となりました。
第12戦は西神戦。メンバーを大きく入れ替えて臨んだこともあり、開始早々は意思疎通が上手くいかない感じもありましたが、6分に角がドリブルからシュートを放って勢いをもたらすとその直後。宝満がペナルティーアーク近辺で三井からのパスを受けると、そこからドリブルで3人を抜いてゴール。見事な先制弾でした。10分にも右サイドから角がシュートを打つなど、押し気味に進める中でしたが…。11分、相手の大きなクリアボールにDFが対応出来ず、そのまま流し込まれて1-1の同点に。それまでも裏をとられる場面はあっただけに、修正させることが出来なかった私のミスだと思っていますが、対応しきれなかった選手達自身の判断の甘さも大きな原因だと思っています。失点直後は勢いが感じられなくなったものの、14分に三井のミドルシュートが決まって2-1としました。同点で前半を終える公算が強かっただけに、チームに落ち着きをもたらすとともに、シュートを打とうという意識の高さが生んだ、見事なゴールだったと思います。
後半は、開始早々の八巻のシュートから始まり、DFラインから杉下が再三のオーバーラップをみせるともに、FW陣もいいポストプレーから左右にボールを散らすいい展開が出来ていたと思います。待望の追加点は9分、オーバーラップした杉下からのセンタリングを田中がヘディングで決めて3-1。13分には井神が相手を引きつけて右へ出したボールを、杉下が見事なシュート。これはオフサイドの判定で幻の4点目となってしまいますが、最後まで攻撃的に、いいプレーを続けることが出来たと感じています。
ただ、相手のプレッシャーが厳しくなるアタッキングサードでのトラップやパスの精度はまだまだ低く、いい展開を作りかけているのにフィニッシュまでもっていけない場面や、持っていっても精度を欠くシュートしか打たせてもらえない場面が多いことも事実です。基本的な部分をもっと大事にすることと、そこにどうやって人数をかけていくのかをもっと突き詰めて、次の最終節に臨みたいと思っています。
対戦して頂いた霞ヶ丘及び西神の選手及び関係者の皆様、大きな声援を送って下さった父兄の皆様、ありがとうございました。