試合会場:猪名川小学校
予選リーグ
マリノ 0-0 日生中央SC
マリノ 0-2 リバースFC
フレンドリーリーグ
マリノ 2-2 猪名川FC
マリノ 4-0 伊丹少年SC
マリノ 1-1 アバンティ関西FC
●コーチコメント
7月11日と12日、猪名川FCさんにご招待頂き、シニアカップに参加してきました。
久しぶりの11人制の大会ということでしたが、目標はいつも通り「運動量で負けないこと」、「オフザボールの動きでチームメイトをサポートすること」に加え、「ひとつひとつのプレーを大切にすること」とし、試合に臨みました。
予選リーグの初戦は日生中央SC戦。開始から拮抗した展開となり、お互いにいくつかのチャンスを作るものの決められず前半を終えます。後半は相手の大きな展開に何度もピンチを迎えますが、DF陣の踏ん張りとヤナのスーパーセーブでしのぎ0-0で試合を終えました。
県大会にも出場したチーム相手に善戦はしましたが、同じサイドでのプレーに終始してしまい、相手の大きな展開についていけない場面があったことは反省材料ですので、次戦に生かせるようミーティングを行いました。
第2戦は大阪のリバースFC戦。初戦同様、拮抗した展開で始まります。何度かサイドを崩す形が見られるものの、アタッキングサードでのプレー精度が低く、決定的なチャンスを作れないまま前半は0-0で終えました。後半は開始早々に井神のシュート、井神がポストになっての三井のシュートと続きますが決まりません。すると5分、CKから決められてしまい0-1。気落ちすることなくプレーを続けられたことは良く、早い寄せからボールを奪う場面は見られるのですが、焦りもあるのかパスの精度も低くいい展開を作れない中、14分に一瞬のスキを突くロングシュートを決められ0-2。反撃及ばずこのまま試合終了となりました。
この結果、予選リーグは3位となり、フレンドリーリーグへの参戦が決まりました。
フレンドリーリーグの初戦は、エレメンツ尼崎との試合でしたが…、相手に体調不良の選手が出てしまい、不戦勝となったため、急遽、ホストチームである猪名川FCがトレーニングマッチを行って下さいました。
この試合から、大きな展開を意識するべく、フォーメーションを変更して臨みました。開始から、サイドのプレーヤーが積極的に動き出すシーンが多く見られ、1分に右サイドの大脇がミドルシュートを放ちます。3分にはCKからのこぼれ球を宝満が押し込み先制。その後もサイドを使う意識を持って試合を進められましたが、9分にドリブル突破から失点し、1-1で前半を終えます。後半開始早々に、またまた個人技で突破され1-2とされますが、あきらめることなくプレーを続けます。すると13分、田中が左サイドで粘って井神に出したボールを井神がキッチリと決め2-2。気持ちのこもったナイスゲームだったと思います。
第2戦は、伊丹少年SCとの試合。開始からボールを支配して何度もチャンスを作ります。逆サイドを見るという意識も少しづつ見られるようになり、相手を圧倒する展開となりました。2分には、井神のスローインから田中がシュート。これはポストに嫌われますが、6分に山口が右サイドをぶっちぎってゴールを決め先制。10分には大脇のサイド突破からのシュート、11分には八巻のボール奪取から井神→田中と渡る場面、12分には田中→井神→山口とダイレクトにボールが渡り、山口がシュートを放つなど、いい展開で前半を終えました。ただ、5分に出口が逆サイドを見て出したパスは、意識としてはいいトラップから逆を見るということが出来ていて良かったんですが、もう1枚ウラの選手がフリーで動き出していましたし、7分と8分にあった三井と井神のミドルシュートは、他の選択に対する判断が感じられず、もったいないなぁと感じました。後半は、1分に井神が大脇とのワンツーから抜け出しゴール。10分に井神から田中に渡り3点目。田中は12分にも単独でゴールを決め4-0。このカップ戦での初勝利を挙げることが出来ました。
最終戦は、アバンティ関西FCとの試合。開始早々にCKからあっさり失点してしまい苦しい立ち上がりとなります。その後、5分までは相手の個人技に対応出来ない場面が見られますが、DF陣の素晴らしいカバーリングでしのぐうちに、前線からしっかりとプレスをかけられるようになりました。11分には、井神が大脇の走り込むスペースを狙ってパス。これはGKに阻まれますが、2人の狙いが合ったいいプレーだったと思います。するとその直後、田中が相手ボールを奪ってそのままゴール。1-1の振り出しに戻してくれました。12分には、井神のロングスローに宝満がヘッドで合わせますが入らず、1-1のまま前半を終えました。後半もやや劣勢で進みますが、4分にヤナが素晴らしいセービングをみせピンチを防ぐなど、出場した全員が体を張ったプレーで得点を許さず、1-1で終了しました。
全5試合を通じて、総じて一生懸命にいいプレーをしていることは間違いないんですが、オフザボールの動きの部分(特に味方へのサポート)や、反対側のサイドを見てその方向にボールを動かすことなど、チームとしての連動性がまだまだ足りないと感じさせられた反面、この2日間での選手達の成長をみていて、この大会に参加させて頂いてホントに良かったと感じたのもまた事実です。
対戦して頂いた日生中央SC・リバースFC・猪名川FC・伊丹少年SC・アバンティ関西FCの選手及び関係者の皆様、ありがとうございました。
そして、猛暑の中、最後まで大きな声援を送って下さった父兄の皆様、ありがとうございました。