試合会場:室谷公園
マリノD 0-2 マリノC
マリノD 0-1 井吹台C
●コーチコメント
今日は、新年度を迎え、新たに2部Aリーグにチャレンジする5年Dチームのリーグ戦初戦と第2戦がありました。
相手チームについては、普段から一緒に練習していて、昨年の3部Aリーグの神戸市優勝チームであるマリノCと、昨年から再三対戦させて頂いている井吹台さんということで、戦う前から非常に厳しい相手であることが分かっていましたから、普段から言っている「走り負けないこと」と「判断を迅速にすること」という目標に加え、「気持ちの部分で負けないこと」が最も大事だと言い、ピッチに送り出しました。
第1試合はマリノCとの対戦。キックオフから積極的にプレーすることが出来、開始3分には宮部から田中へ渡り大きなチャンスを迎えますが、シュートを打たせてもらえません。逆に5分、右サイドを個人技で破られ決められてしまいました。すると、少し意気消沈したのか、立て続けにもう1点を失い0-2。非常にマズい展開だったのですが…ここから選手達は頑張りました。下を向くことなく声を掛け合い、効果的なパスが繋がるようになりましたし、1対1で負けても、しっかりと次の選手がカバーリングをしてくれました。後半はさらに動きが良くなり、外→中→外のワンツーや、積極的なドリブル突破から何度もチャンスを迎えますが、相手のディフェンスも素晴らしく、ゴールを奪うことが出来ないまま0-2で試合終了となりました。
結果としては負けですが、内容は一歩も引かない素晴らしいゲームだったと思います。特に後半はいいゲームが出来ていただけに、なんとか1点獲りたかったというのが本音ですが、選手達は本当に良く頑張ったと思います。ただ、当然反省点も多々ありまして…それは本文の最後に。
第2試合は井吹台Cとの対戦でした。目一杯の戦いをした第1試合の疲れからか、開始早々から動きが重く、相手のプレーについていくのが精一杯の展開で、前半の5分に2対1の形を作られ失点。気持ちはあるのに体が動かないというのが手にとるように分かる展開の中、チャンスらしいチャンスを作れずに前半を終えます。後半に向けては、何人かの選手を入れ替え、出来る限りフレッシュな選手を入れるようにし、1点を目指しました。前半に比べれば幾分動きは良くなったものの、プレーにキレが見られず、時間の経過がやけに早く感じられる展開。GKの柳原が気迫のスーパーセーブを見せてチームを盛り上げ、キャプテンの宝満が大きな声でチームを鼓舞しましたが、ゴールを奪うことが出来ないまま、0-1で敗戦となりました。
2試合を通じて感じたことは、一生懸命にプレーするということは出来ているし、判断力やプレーのアイデアはどんどん良くなってきている反面、せっかく後ろからいい声が出て、そこに意図したパスを出しているのに、そのパスの精度が悪いために余計に劣勢となったり、相手のプレッシャーの速さに慌ててしまい、しっかり探すことなく出されたパスも多く、この辺りは練習の中でしっかり改善していかないと、厳しいリーグを戦っていけないなと感じました。
選手達もコーチも、そして父兄の皆さんも、これから戦っていくリーグのレベルの高さを思い知らされるような試合でしたが、中盤の大黒柱である中川雄貴を欠く中で、ゲームを壊すことなく最後までしっかりと戦うことが出来たという気持ちもあります。
次の試合を迎えるまでにしっかりと気持ちを切り替えて、選手達と一緒に戦っていきたいと思っていますので、今後とも絶大なるご声援、よろしくお願い致します。